今年1月に当工務店の事務所をリニューアルしてから、早いもので1年が経ちます。
年末になってしまいましたが紹介したいと思います。

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この地で90年、祖父の代からの工務店。久しぶりに事務所を改装いたしました。
小学生の頃文集に将来の夢は骨董屋と書くほどヴィンテージ好きな当工務店三代目社長。
古い物を大切にしながら新しい物も取り入れジャンルやテイストの異なる様々な物を自分なりの感性で自由にミックスした組み合わせを楽しむスタイルを、事務所のリノベーションで表しました。

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やっぱり、木の家。
正面ドアのまわりの外壁は経年変化の魅力を味わいたく、レッドシダーの無垢材を使いました。自然素材を使った心地よい木の家を得意としている当工務店の顔の部分です。

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元の天井の上に通常は下地に使う赤松の垂木を3cm幅の棒状にして照明と空調部分をはずして均等に並べて打ち付け、こちらも元々あった檜の棚の側面にけやきの古材を様々な大きさに削り一部を炭で着色したブロックを付けました。大きなガラス窓と床のタイル・窓から見える庭は以前のままで、四季を感じる庭を眺めながらの打ち合わせスペースです。

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中央の間仕切りには、鉄道の枕木・木造家屋の部材など100%チークの古材を再利用した仕上材を一つずつ貼り表情のある壁を作り、奥の間仕切り壁の木材は横向きがレッドシダー・縦向きがパインです。反対側は壁面いっぱいの大きな本棚となっています。事務机との仕切りには50年代のコカコーラの冷蔵庫を利用しました。様々な木材をミックスしてつくった快適な空間です。

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お客様の現場で廃材となった松の古材を再利用して棚板に。
その棚の上にも愛着のある古いものを飾りました。

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以前からあった檜の棚の下には、新たに檜をランダムに積んで変化を付けました。古いアイスクラッシャーに入れた植物が、木の温もりに映えています。

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近くにお越しの際はお立ち寄りいただき、風合いのある天然素材とヴィンテージアイテムが違和感なく馴染んでいる当工務店事務所で是非とも【心地よい木の家の魅力】を感じてください。

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本年もご愛顧いただきまして、心よりお礼申し上げます。